私たちが求めるのは、自然エネルギー100%で電力を賄う世界。それには石炭・石油・ガスの速やかな廃止が不可欠です。そんな世界を実現する過程は、自然との関係や他者との関係を見つめなおすきっかけとなるはず。大気汚染や気候危機といった問題に終止符を打つということは、同時に世界規模の不平等を終わらせるということでもあるのです。
12月、COP28に出席するため各国首脳がドバイに一堂に会します。首脳らに求められること。それは2030年までに自然エネルギーの発電量を3倍に引き上げるという、1.5℃目標と整合性のとれた目標の採択です。
化石燃料産業のロビイストらがその権力と利益をたやすく手放すはずはありません。けれど世界中の皆で協力しあい、巨大な市民パワーで立ち向かうのです。
自然エネルギー100%を求める請願書にご署名のうえ、お友だちやご家族の皆さまにも署名を呼び掛けていただけませんか?集まったご署名は、ドバイで開催される国連気候会議に提出し、世界市民多数の賛同を得た、パワフルな気候ムーブメントの存在を示します。
詳細:
- 2050年までに化石燃料を段階的に廃止し、自然エネルギー100%を実現しなくてはいけません。公正と平等の理念を尊重するならば、豊かな先進国はそれよりも早い段階で実現すべきです。
- この1年間で世界の自然エネルギー発電量は、およそ0.44テラワット(440ギガワット)の増加が予測されています。2030年までに、自然エネルギーの発電量を現在の3倍の11,000ギガワット以上に引き上げなくてはいけません。そして2030年以降は、年間1.5テラワット(1,599ギガワット)ずつ発電量を増やしていく必要があります。
- 2030年までにエネルギー効率を2倍に (およそ2%から4%に)することが不可欠です。